右の写真を見てください。これは多摩動物公園のライオン園の中。ライオンがチェーンに食らいついています。
じつは、木からぶらさげたチェーンに、太い牛骨がつけてあるのです。チェーンの下は地面に固定しておらず、ライオンたちも時間をかけて「じゃれて」います。
ライオン園内の一部の道路に亀裂が入ってバスが通れなくなったため、補修するまでのあいだのくふうです。人間がジープでコントロールしなくても、チェーンをぶらさげた場所でライオンたちを見てもらおうという試みです。
写真で牛骨とたわむれているのはラム。ほかにも、シゲ、ミサ、ケイコなど、若い個体が遊具として使っています。ブワナも「ネコパンチ」をしていました。
骨はときどき替えていますが、タイミングによってはチェーンに骨がついていないときもあります。ご了承ください。
ぜひともライオンバスに乗って、間近でごらんください!
ライオンバス運行時間は午前10時から午後4時。大人350円、子ども100円、65歳以上100円です。
〔多摩動物公園飼育係 浅見準一〕
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