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レッサーパンダの「タオファ」が死亡しました
 └─2025/10/09
 多摩動物公園で飼育していたレッサーパンダの「タオファ」(メス)が死亡しました。

名  前  タオファ
性  別  メス
年  齢  10歳
生年月日  2015年6月14日 東北サファリパーク(福島県)生まれ
来 園 日  2017年3月27日
死 亡 日  2025年10月7日
死  因  腸重積による急性循環不全


レッサーパンダ「タオファ」(撮影日:2025年4月11日)

経緯

 レッサーパンダ「タオファ」は、2025年10月5日夕方、普段より動きが鈍くなりえさをねだる行動もなく、寝台の上で丸まり、上半身を反らせたり仰向けになるなどいつもと異なるようすが見られたため、獣医師による診察を受けました。翌朝も状態が改善していなかったため、園内の動物病院へ運び検査をおこないました。触診では腹部が腫脹しており、エックス線と超音波検査の結果、腹水が貯まっていたため、腹膜炎等を疑い速やかに開腹手術をおこないました。腹水のほか腸重積が認められ、消化管の患部を切除して接合する手術をおこないました。手術後、夕方には入院室内で全身をグルーミングしたり室内をうろつくようすがみられましたが、7日の朝、獣医師が死亡を確認しました。

多摩動物公園での飼育状況(2025年10月9日現在)

 5頭(オス2、メス3)※今回死亡した「タオファ」は含みません。

国内の飼育状況(2024年12月31日現在)

 61園館 233頭(オス103、メス130)※シセンレッサーパンダのみ
 資料:2024年レッサーパンダ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

(2025年10月09日)


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