ニュース
国内の飼育下において、今期初めてのトキのひなが誕生しました
 └─2025/04/01
 多摩動物公園では、環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力するため、佐渡トキ保護センターから2007年に2ペアを預かって飼育を開始しました。その後、ペアの追加や交代を経て、現在も非公開での飼育繁殖をおこなっています。

 国内の飼育下において、今期最初となるトキのひなの誕生が確認されましたのでお知らせします。


孵化したひな(撮影日:2025年3月31日)

孵化の状況

産卵日  2025年2月28日(金)または3月3日(月)
孵化日  2025年3月31日(月)
ペア   CQペア
     メス:838/CC/21(4歳)
        2021年5月6日 佐渡トキ保護センター生まれ
        2023年10月30日 多摩動物公園受入れ
     オス:878/CI/22(3歳)
        2022年5月6日 佐渡トキ保護センター生まれ
        2023年10月30日 多摩動物公園受入れ
産卵場所 多摩動物公園 繁殖ケージA(非公開施設)

経緯

 このペアは、2月28日、3月3日、5日、8日に産卵し、両親が交代で抱卵していました。そのうち2月28日または3月3日に産卵した卵のいずれかの卵が3月30日に嘴打ち(卵の中の雛が孵化するために嘴で殻をつつく行動)し、3月31日(月)に孵化しました。ひなの状態は良好で、両親は残りの卵とともにひなの世話をしています。

当園での飼育状況(2025年3月31日現在)

7羽(オス4羽、メス3羽、不明1羽) ※今回孵化したひなを含みます。

日本国内の飼育状況(2025年3月25日現在)

7施設 141羽
資料:佐渡トキ保護センター(新潟県報道資料)

(2025年04月01日)


ページトップへ