アカカンガルーの赤ちゃんが、お母さんのお腹の袋に入ったり出たりして、人気者になっています!
多摩動物公園のアカカンガルーは、赤ちゃんを除くとオス11頭、メス6頭。今回、お腹に子どもがいるのは、「シュガー」「ミサキ」「ミルク」「レモン」の4頭。そのうち、シュガーの子とミサキの子が、それぞれ2005年5月4日と5月17日に「出袋」しました。
出袋というのは、赤ちゃんが袋から全身を外に出し、地面に降りたときのこと。多摩動物公園では、この出来日を「誕生日」として記録しています。ただし、カンガルーの「誕生日」は施設などによって、ちがう基準を採用している場合もあります。
出袋後も赤ちゃんは袋に戻りますが、2頭の赤ちゃんは、だんだん外で遊びまわる時間が長くなってきました。
赤ちゃんが顔を出してから出袋するまでの期間は約1か月。レモンの子は5月中旬に顔を出したので、まもなく「誕生日」。ミルクの子は袋の中で動いていますが、まだ顔を見せません。出袋は7月と思われます。
〔多摩動物公園飼育課 浅見準一〕
・写真上:シュガー親子
・写真下:ミサキ親子
(2005年6月3日)
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