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	    「ハキリアリ」というのは、アメリカ大陸の熱帯や亜熱帯に分布するアリ。植物の葉を切り取り、行列をつくって巣に運ぶすがたがよく知られています。
  
 アリは巣に持ちこんだ葉をこまかくかみくだいて、菌類を育てる「栽培床」をつくります。ここに生える菌類が、アリの食糧になるのです。
  
 ハキリアリは、欧米の動物園や昆虫館でよく展示されている人気種ですが、日本で生きたハキリアリを展示するのは、多摩動物公園がはじめて。
  
 今回到着したハキリアリは、南米のペルーからやってきました。昆虫園では、ハキリアリの自然な生態を再現するための準備をすすめてきましたが、このたび、植物防疫所の検査を終えて、10月17日から展示をはじめました。
  
 展示場所は、昆虫園トンボ昆虫館の2階「外国産昆虫コーナー」。日本では他では見られません。どうぞ多摩動物公園まで! 
 
 
                        
  
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