2011年11月16日の休園日、多摩動物公園恒例のフラミンゴの捕獲をおこないました。
多摩動物公園ではオオフラミンゴを1羽1羽見分けるため、番号のふられたアクリル素材のカラーリングを足につけています。このリングを、今年生まれのひなと劣化しリングが落ちてしまったフラミンゴにつけるため、一年に一度一斉捕獲をおこなっています。併せて、羽や足の異常などを獣医に診てもらっています。
まず初めに、全羽を驚かせないよう慎重に、放飼場から一部屋に追い込んでいきます。
追い込みが終わると、ベテラン飼育係の指導のもと若手の飼育係が捕まえ方や持ち方などを学びながら、少しずつ捕獲していきます。ひなや治療が必要な個体は部屋に残し、処置の必要のないものはもとの放飼場に放します。
今年生まれのフラミンゴには、片足にカラーリング、もう一方の足には番号が入った金属リングをつけ、体の中にマイクロチップを入れます。
2011年生まれのひなたちには、今まで使わなかった青色のリングを選びました。まだ羽色は鮮やかではありませんが、ピカピカの青いリングをつけたひなたちを探してみてください。
また今回成鳥11羽(オス3羽、メス8羽)が大島公園動物園に移動しました。この11羽が、これまで送られた仲間とともに大島で元気にくらしてくれることを願っています。
写真上:フラミンゴを追い込む
写真中:捕獲したところ
写真下:リングづけと治療のようす
〔多摩動物公園北園飼育展示係 齋藤友樹〕
(2011年11月26日)
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