多摩動物公園では、日本クマネットワーク※との共催で、東京にも生息するツキノワグマの生態について知ってもらうことをねらいとした普及啓発イベント「ツキノワグマについてもっと知ろう」を開催します。ツキノワグマの標本などを用いた解説や、ミニ講演会などをおこないます。ぜひご来園ください。
※日本クマネットワークとは、日本における人間とクマ類との共存をはかるために作られたNGOです。クマに関する情報の共有、クマの保護や被害防止などに関する問題提起、地域の活動支援などをおこなっています。クマの研究者のみならず、自然保護活動家や国や地方の行政関係者、学生や市民の方など、クマに興味のある様々な人が参加する団体です。

ツキノワグマ
日程 2024年7月20日(土)
場所 多摩動物公園
主催 日本クマネットワーク
実施内容 日本クマネットワークの参加・協力のもと、以下のとおり実施します。
日本クマネットワークによる普及啓発ブース
ツキノワグマの解説用に作成したオリジナルグッズを使って、日本クマネットワークの会員が解説します。実物の標本(頭骨や毛皮、糞など)を近くで見て触ることができるので、テレビや本からは分からない新しい発見があるかもしれません。
日時 2024年7月20日(土)10時~15時
場所 アジア園 なかよし広場 ※雨天、猛暑の場合はウォッチングセンター内エントランス
ツキノワグマミニ講演会
ツキノワグマに関するミニ講演会をおこないます。
日時 2024年7月20日(土)14時~14時45分
場所 ウォッチングセンター内 動物ホール
対象 事前申し込み不要。どなたでもご参加いただけます
※内容は小学生以上向けですが、未就学児の入場も可能です。
※会場定員を超えた場合、入場できませんので、ご了承ください。
講師 山﨑 晃司 氏(東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授)
内容
「ツキノワグマの暮らしをのぞいてみよう」
近年、人里への出没や人身事故のニュースでよく話題となるツキノワグマですが、多くのクマは山の中で暮らしています。山でのツキノワグマの暮らしはどのようなものなのでしょうか? 30年以上、東京都の奥多摩や栃木県の日光足尾山地でツキノワグマの生態調査をおこなってきた経験をもとにツキノワグマの不思議や魅力についてお話頂きます。
ツキノワグマの正しい姿を知ることは人身被害を防止するための第一歩でもあります。
【山﨑 氏プロフィール】
1992年から奥多摩山地や日光足尾山地などでツキノワグマの研究をおこなっている。ザンビア共和国野生動物国立公園局,高尾自然科学博物館,茨城県自然博物館で勤務後に現職。IUCNクマ専門家部会委員など。

山崎 氏
ツキノワグマキーパーズトーク ※雨天中止
ツキノワグマの飼育担当者が、動物園のツキノワグマについてお話しします。
日時 2024年7月20日(土)11時30分~(約20分)
場所 アジア園 ツキノワグマ展示場前
(2024年06月30日)