都立動物園・水族園では2013年度から毎年、小笠原諸島をテーマにした講演会を開催し、小笠原諸島の貴重な自然や固有生物、それらがおかれている現状や保全活動についての普及に取り組んでいます。
2017年の講演会では、大きく数を減らし、現在は小笠原諸島の母島だけに生息する絶滅危惧種・オガサワラシジミをテーマに、小さなチョウを育んでいる森林生態系について動物と植物の関係という視点で紹介するとともに、当園での保全活動について報告します。
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オガサワラシジミ | 小笠原の森林生態系 |
日時 2017年12月9日(土) 13時~16時
場所 ウォッチングセンター 動物ホール
対象 中学生以上
定員 150名
参加費 無料(入園料も無料となります)
内容
◆基調講演「動物と植物のつながりから見た小笠原の生物多様性」
加藤英寿 氏(首都大学東京大学院理工学研究科助教<植物系統分類学>)
小笠原諸島の植物はオガサワラシジミなどの固有種のえさとしてだけではなく、その生息環境を構成する役割も大変重要である。動物と植物は密接にかかわり合いながら小笠原独特の自然をつくりあげており、どちらの多様性が欠けても森林生態系は維持できない。植物から見た小笠原諸島の森林環境について紹介する。
◆講演1「母島の自然を守るために考えなくてはいけないこと」
児嶋 翼 氏(オガサワラシジミの会<前環境省小笠原自然保護官事務所母島事務所職員>)
固有種の宝庫である小笠原諸島母島の多様な生物について紹介する。また、これらの生物がおかれた現状や保全の必要性について伝える。
◆講演2「多摩動物公園におけるオガサワラシジミの生息域外保全活動」
石島明美(多摩動物公園 教育普及課 昆虫園飼育展示係)
多摩動物公園では2005年からオガサワラシジミの生息域外保全の取組みを開始し、今年度、初めて安定した繁殖方法を確立した。ここに至るまでの試行錯誤の過程や得られた知見、また、生息域内保全との連携について報告する。
◆講演3「都立動物園水族園による域外保全・新たな種への取組み」
藤井智子(多摩動物公園飼育展示課 野生生物保全センター長)
都立動物園・水族園が今年度から取り組んでいる小笠原陸産貝類の保全活動について報告する。
託児サービス
本講演会の開催時間中、0歳〜就学前までのお子様の託児サービスを実施します。ご希望の方は、申込み時に託児を希望するお子様の年齢(講演会実施日現在)と人数を
11月15日(水)までにご連絡ください。料金は無料です。
※定員に限りがありますので、応募多数の場合は抽選となります。
託児サービスの申込み期限が講演会の応募締切と異なりますので、ご注意ください。
なお、託児サービスについては外部に委託しての実施となります。
応募方法
往復はがきまたはEメールで以下のとおりお申し込みください。
○往復はがき
往信面に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入し、返信面に代表者の住所・氏名を明記のうえ、以下の宛先までお申し込みください。
また、託児サービスご希望の方は、託児を希望するお子様の年齢(講演会実施日現在)と人数も明記してください。
【宛 先】〒191-0042 日野市程久保7-1-1
多摩動物公園「小笠原保全講演会」係
【締 切】
2017年11月30日(木)当日必着
※若干名の空きがあるので、2017年12月6日(木)まで申し込みを受け付けます。
○Eメール
ogasawara2017@tokyo-zoo.net宛に、件名を「小笠原保全講演会参加希望」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
また、託児サービスご希望の方は、託児を希望するお子様の年齢(講演会実施日現在)と人数も明記してください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
【締 切】
2017年11月30日(木)送信分まで有効
※若干名の空きがあるので、2017年12月6日(木)まで申し込みを受け付けます。
※先着順とします。
締切前に定員に達した場合は、多摩動物公園ホームページでお知らせします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
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(2017年10月26日)
(2017年11月13日更新)
(2017年12月03日更新)