ニホンイサザアミは全長1センチほどの「アミ」の仲間です。「東京の海」のエリア、「地先の海」水槽をのぞいてください。数十匹ものニホンイサザアミのなかに、胸にある“足”(胸肢:きょうし)で砂粒をかかえて泳いでいる個体がいるはずです。よく見ると、ただかかえているだけでなく、“足”を使って器用にまわしています。欲張りなアミは、たくさんの砂粒をかかえ、少しずつに前方の“足”に送ってはまわし、まわし終わるとポロッポロッと落としていきます。
このユーモラスな行動は、じつは食事です。砂粒をまわしながら、そのまわりの有機物をこしとって食べているのです。ニホンイサザアミの芸達者なようすを、どうぞ葛西臨海水族園でご覧ください。
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