特殊な撮影方法で、ふだん肉眼では見ることができない映像をおつたえする「新たな視点で見てみると」。今回は、「しおだまり」水槽で活躍しているヒトデがモデルです(現在、高水温のため一時的に展示を中止しています)。
このヒトデが餌であるアサリを襲うようすを、ふだん見ているのとは反対の方向、つまり下側から撮影しました。この角度から観察すると、ヒトデやウニなど「棘皮動物」の特徴である「管足」がたくさん見えます。管足の先端は吸盤になっていて、移動に利用したり、固く閉じた2枚貝の殻を開いたりすることができるのです。
映像のヒトデは意外に速く動いていますが、今回は早回しではありません。ヒトデは、かなりのスピードで動くことができるんですよ。
【ビデオ:ヒトデの摂餌】
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〔葛西臨海水族園飼育展示係 三森亮介〕
(2007年9月21日)