都会にすんでいると、田んぼでくらす生き物たちを見る機会は、あまりないと思います。そこで葛西臨海水族園では、「水辺の自然」エリアに田んぼを作りました!
田んぼでは、メダカ、ヒキガエルやヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ)、クロスジギンヤンマやシオカラトンボの幼生(ヤゴ)、トウヨシノボリ(ハゼ科の淡水魚)などを展示します。今後、稲を植え、稲刈りもする予定です。
もともと川の氾濫などで自然にできた湿地でくらしていた生物は、稲作の発展とともに、田んぼも利用するようになり、分布を広げてきました。しかし近年、田んぼの減少とともに、そうした生物の中にはかなり数が減ってしまった種類もあります。
場所は、「水辺の自然」エリアの「淡水生物館」です(「池沼」と「渓流」のあいだです)。まだ田んぼっぽくないかもしれませんが、だんだん本当の田んぼらしくなっていくと思います。お楽しみに!
(2005年5月13日)
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