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いつもと違うフンボルトペンギンを見に行こう!
 └─2008/09/12

 フンボルトペンギンは年に一度、全身の羽が生え替わる「換羽」(かんう)をおこないます。葛西臨海水族園のフンボルトペンギンたちの換羽は例年、6~8月。羽が抜けている最中はボサボサでちょっと格好悪いペンギンたちも、新しい羽が生えそろうとまるで別人(別鳥?)! 黒と白のコントラストがはっきりして、一年でもっとも美しいすがたを見せてくれます。

 フンボルトペンギンのくちばしのつけねには、ピンク色の皮膚が露出した部分がありますが、換羽直後、ここにもうっすらと白い羽が生えているのをごぞんじでしょうか? この羽はやがてすり切れて目立たなくなってしまうので、いつもとちがうフンボルトペンギンを見るなら今がチャンス!

 おすすめの観察スポットは、アクリル面をへだててフンボルトペンギンと間近に対面できるプール側面です。ただし、泳いでいるペンギンの顔をじっくり観察するにはそれなりの動態視力が必要かも?

 動態視力のトレーニングもかねて、ぜひ葛西臨海水族園の「ペンギンの生態」に遊びに来てください。

写真:換羽直後のフンボルトペンギン。くちばしのつけねの皮膚が露出する部分にも、うっすらと白い羽が生えている

〔葛西臨海水族園飼育展示係 山口香子〕

(2008年09月12日)



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