催し物
特設展紹介[6]マダコ──葛西 9/27
 タコのなかまは4対8本の足(腕)をもっています。この足は、エサを捕まえたり、すみかの石を動かしたり、多彩なはたらきをします。そのはたらきを助けているのが、足についている吸盤です。
 タコは岩場や海底にいるエビやカニ、貝類などを食べています。エサを見つけるとゆっくりと相手に接近し、8本の足全体でつつみこみ、「カラストンビ」と呼ばれる“クチバシ”でエサにかみつきます。
 タコの繁殖方法はとても変わっています。オスは精莢(せいきょう)と呼ばれるカプセルに精子を入れ、そのままメスの体内に入れるのです。
 マダコは春から夏が産卵期で、一度に10万から15万の卵を産みます。卵は黄白色の水滴型で、一方に細い糸状のものがついており、母ダコはこれをよりあわせ、巣穴の天井や壁に何本も産みつけます。母ダコは、子どもが孵化するまで、卵に新鮮な海水をふきかけたり、卵の表面の掃除をします。その間、母ダコはエサを採ることもなく、約1か月後、小ダコが孵化するころには死んでしまいます。
(くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.27 をどうぞ)



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