催し物
特設展紹介[1] サザエ──葛西 8/16
 サザエは「壺焼き」でおなじみの巻貝です。水槽の中では、重い貝殻を背負い、おおきな平たい足をつかってゆっくりと動きまわっています。殻から出た軟らかい体には「ふた」がついています。危険がせまると、殻の入口をこのふたでふさいでしまうのです。
 貝の殻のかたちは、貝のくらしかたや敵から身を守るしくみと深く関係しています。たとえば、波が強いところでくらすサザエには太く長いトゲが張り出していますが、おだやかな海でくらすサザエのトゲは短いことが知られています。トゲは波で転がされないための支えなのでしょう。
 サザエは海藻などを餌にしています。サザエを貝殻から引っ張りだすと緑色の部分がありますが、これは腸にあたる部分で、サザエが食べた海藻がつまっているのです(写真はサザエが海藻を食べているところ)。



ページトップへ