泳ぐ力が弱く水に浮いてただよう浮遊生物は、クラゲのように大型のものをのぞき、多くは小さく透明な体をしています。そのため、昼間は水中にとけこんでしまい、なかなか見つけられません。そこで、葛西臨海水族園では、夜の海にもぐり、「ライトトラップ」という方法で浮遊生物の調査研究と採集に取り組んでいます。
この取組みや浮遊生物を紹介する
特設展示「暗闇で出会う生き物たち Encounters in the dark」を開催しますので、ぜひご覧ください。
期間 2022年3月25日(金)~2022年7月中旬ごろ(予定) 7月19日(火)
場所 2階エスカレーター前(「大洋の航海者 サメ」水槽前)
内容
1.水槽展示 ライトトラップで観察できる生き物
水族園スタッフがライトトラップで採集した生き物や、ライトトラップで観察できる生き物を展示します。
展示予定生物
・ツボダイ
・イボダイ
・ミズヒキガニ科の一種
※期間中に展示生物を変更する可能性があります。

ミズヒキガニ科の一種(メガロパ幼生)
2.パネル展示「自然の造形美を追いかけて 水中写真家阿部秀樹がみた世界」
阿部秀樹(あべ ひでき)氏は、日本のライトトラップによる浮遊生物観察の第一人者で、30年間神秘的な生き物たちを追いかけてきました。長年、観察を続けてきた阿部氏だからこそ知っている生態の話を交えて、不思議な姿形をした浮遊生物たちを紹介します。

キアンコウ(撮影:阿部秀樹氏)
(2022年03月25日)
(2022年06月03日:「期間」を修正 6月ごろ→7月中旬ごろ)
(2022年07月12日:「期間」を修正 7月中旬ごろ→7月19日)