「東なぎさ」は水族園の前に広がる人工干潟です。野鳥等保護区域として一般の方の上陸が禁止されており、ヤマトオサガニやトビハゼなどの干潟の生き物などのほか、カンムリカイツブリやスズガモなどさまざまな鳥類が観察される貴重な干潟です。2018年には「東なぎさ」を含む葛西海浜公園がラムサール条約湿地に登録されました。
このプログラムではスタッフが「東なぎさ」に上陸し、そこにくらす生き物や海辺に流れ着いた漂着物を調べ、映像で紹介します。また、海洋ごみの問題解決に取り組んでいる方々をお呼びし、お話をしていただきます。
わたしたちの身近な海、東京湾にくらす生き物と今、海で起こっている「ごみ問題」について一緒に考えてみませんか? ぜひ
葛西臨海水族園公式YouTubeチャンネルに登録してご覧ください。

東なぎさ
日時 2020年10月11日(日) 14時~15時30分(1時間30分ほど)
※都合により配信時間が変更となる場合があります。
※通信環境が整った環境での視聴をおすすめします。
ご利用の端末の契約状況によっては高額な通信料が発生しますのでご注意ください。
内容
第1部:東なぎさをたんけん! 海辺にはなにがある?(20分)
スタッフが「東なぎさ」に上陸し、そこにくらす干潟の生き物や漂着物を調べる様子を映像で紹介します。泥の上をぴょんぴょんとはねるトビハゼたち、はさみを振るたくさんのヤマトオサガニたちの姿が見られるかも。また、「東なぎさ」に打ちあがった漂着物を拾いながら、海ごみについても調べます。なにが流れ着いているのでしょう?

東なぎさのトビハゼと葛西臨海水族園のドーム
第2部:お話「今、海で起こっていること」(50分)
「東なぎさ」で集めたごみをいっしょに観察しながら、いま海のなかで起きている海洋ごみの問題について、みなさんと考えます。講師は海洋ごみ問題の解決のために活動している
一般社団法人JEANの小島あずささんです。ライブ中継で、みなさんからの質問もお受けします。
【講師紹介】
小島あずさ
東京生まれ。広告制作の仕事に従事したのち、友人と【アトリエクレイドル】を設立。 1988年に日本で初めての布製買物袋(エコバッグ)を企画制作販売。1991年にJEANの設立に参加、国際海岸クリーンアップ(ICC)のナショナルコー ディネーターを務めるほか、海洋ごみ問題の解決のためにさまざまな活動をしている。
第3部:ハワイからのメッセージ(10分)
毎年、開園記念日に海洋保護をテーマにしたミュージカルを上演してくれた「チーム・ホヌ」。今年は残念ながら来園することができませんが、日本のみなさんに向けて、歌のメッセージを届けてくれます。身近な海でもハワイの海でも起きている海洋ごみ問題についてもお話します。
【ホヌ・バイ・ザ・シーについて】
ホヌ・バイ・ザ・シーの使命は、「海を大切にする子供を育む」です。2014年10月16日、アメリカ合衆国商務省機関のひとつ「アメリカ海洋大気庁(NOAA)」とパートナーシップを締結し、向こう5年間「チーム・ホヌ」として、他と一線を画して創造力のあるユニークな方法で、海洋環境や海洋生物保護への意識を高める教育活動に着手しています。公式サイトは
こちらです(
日本語によるあらすじ解説ページがあります)。
【過去の実施例】
ワイキキ水族館(アメリカ合衆国、ハワイ)、スミソニアンの国立自然史博物館(アメリカ合衆国、ワシントンD.C.)、国際自然保護連合(IUCN)国際会議(オーストラリア2014年)、2015ブルー・オーシャン・フィルム・フェスティバル(モナコ)、シアトル水族館(アメリカ合衆国ワシントン州)、バンクーバー水族館(カナダ)、アクアリウム・オブ・ザ・パシフィック(アメリカ合衆国カリフォルニア州)など。

チームホヌ
(2020年09月12日)