葛西臨海水族園では、夏休み企画展「昆虫水族館──里山のなかまたち」を開催し、昆虫を中心に、日本の里山で見られる生き物を展示しています。
期間は2010年8月29日まで、会場は2階「レクチャールーム」です(詳しくは
こちらをごらんください)。
展示会場は、段ボールを加工して配置し、里山をイメージしたレイアウトにしました。ため池、田んぼ、草むら、雑木林、民家のエリアに分け、それぞれに生息する生き物を展示しています。また、会場内のスピーカーからヒグラシの鳴き声を流し、スクリーンには里山の風景映像を映し出しています。
田んぼエリアは、棚田をイメージした3段構造とし、本物のイネも展示してあります。民家エリアでは、いくつかの水槽が隠れた場所にあり、民家にひそむ生き物がのぞけるようになっています。また「里山のなかまたちQ&A」コーナーでは、液晶パネルを使い、里山をクイズ形式で解説しています。
会場は昆虫が大好きな子どもたちだけでなく、小さいころを懐かしみながら、食い入るように水槽をのぞきこむ大人の方など、多くの方々でにぎわっています。
〔葛西臨海水族園飼育展示係 小木曽正造〕
(2010年08月13日)