井の頭自然文化園の水生物館で、カイツブリのひなが2羽孵化しました。1羽目は2024年2月12日8時半ごろ、2羽目は同じ日の13時ごろ、孵化を確認しました。

誕生したカイツブリのひなと親鳥
両親は、2023年9月の繁殖(
お知らせ)に続いて2回目の子育てです。前回は1羽目の孵化のあと、メス親がオス親を攻撃する行動が見られましたが、今回は協力して子育てをしています。
孵化後しばらくのあいだ、ひなは親鳥の背中の羽毛の下にかくれていることが多いので、姿が見えないかもしれません。しばらく観察していると、ひなが顔や足を出すのを見ることができるかもしれません。また、親鳥はおよそ30~40分に一度、ひなにえさを運ぶので姿を見るチャンスです。
ただし現在、カイツブリたちを刺激しないよう、展示水槽の前には一歩下がって見ていただくための囲いを設置してあります。少し離れて、そっと観察してください。
鳥の成長はあっという間です。子育てのようすをお見逃しのないよう、お早めにご来園ください。
(2024年02月19日)