井の頭自然文化園内の木々は、今新緑の美しい時期をむかえ、ハナミズキやホオノキ、シャクナゲやフジなどが花をつけています。
そんな園内を歩きながら施設係の職員が植物の解説する「文化園植物さんぽ」をおこないました。かつて実施したことがあるかもしれませんが、ここ5年間では初めての試みです。
動物だけでなく、園内の特徴ある植物の存在にも気づいてもらうこと、また実際に園内の植物の手入れをおこなっている職員ならではの情報提供をすることがねらいです。
1回目の2011年5月3日は、午後から雲が厚くなり、雨がぽつぽつとおちてくるような天気でしたが、10人ほどの参加がありました。
参加者は、園内の植物がカモシカなどの餌や鳥の止まり木、モルモットたちの齧り木として使われていることに驚いたり、また戦時中にヤニをとった傷跡が残るアカマツを熱心に観察していました。また、ちょうど咲き始めたホオノキの花の甘く強いにおいを順番にかいだりしました。
この「文化園植物さんぽ」は、不定期ながら、今後も季節ごとにおこなっていきたいと思います。お楽しみに!
写真上:アカマツの解説
写真下:ホオノキの花
(2011年05月06日)
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