井の頭自然文化園の本園、フェネック舎とヤマネコ舎の間にある小さな木製ハウスが生まれ変わりました。屋根や壁を張り替え、塗り直し、窓にはニホンリスやアオゲラがデザインされたステンドグラスをはめました。
内側も壁を張り替えるとともに、ちょっとおもしろい工夫をしています。ベンチや壁に、ケヤキやイチョウ、トチ、カキなど、園内も含め身近にある樹木の板をはめ込んでいるのです。板には樹木の種名が彫ってあるので、それぞれのもようや手ざわりを確かめることができます。ぜひベンチの上で、座り心地も比べてみてください。
さて、この木製ハウスにはとくに名前がついていなかったので、「ヤマネコ舎まえケヤキしたのちいさなおうち」という名前をつけました。
今後は、園内観覧中の休憩所として、また不定期ですがミニ企画展を開催する場として利用していくつもりです。おうちのなかのベンチに座ると、ちょうど運動場に出ているアジアゾウの「はな子」を見ることもできますよ!
写真上 :以前のハウス外観
写真中上:生まれ変わったちいさなおうち
写真中下:改装前の内部
写真下 :身近な樹木の板を使った内部
(2011年03月04日)
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