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今年も生まれました、カルガモのひな
 └─2009/05/15

 今年(2009年)も井の頭自然文化園にある熱帯鳥温室の前の池で、カルガモのひなが生まれました。

 温室前の池といえば、2009年2月に産卵のために集まってきたアズマヒキガエルとオタマジャクシについて紹介しました(ニュース)。

 5月に入って、オタマジャクシは変態し、小さな小さなカエルとなって池から旅立ちましたが、次の住人は、カルガモのペアとそのひなたちです。おそらく5月12日か13日に生まれたのでしょう。親といっしょに、小さなひなが16羽観察されました。

 カルガモは雌雄が同じ羽色をした地味な色合いの鳥で、国内各地で繁殖します。カルガモのひなの引っ越しはよく話題になり、めずらしさはないのですが、親について歩き、送れると必死にあとを追う小さなひなたちを間近に観察することができます。

 この温室前の池では毎年カルガモが子育てをしますが、残念ながら途中でカラスにやられてしまうことも少なくありません。今年のひなは無事に大きくなってほしいものです。

〔井の頭自然文化園教育普及係 福士志乃〕

・東京ズーネットBBの動画「野生のカルガモ」(2004年7月撮影)

(2009年05月15日)



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