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	      モグラという動物名はよく知られていますが、そのすがたを見たことがある方は、あまり多くないでしょう。井の頭自然文化園の園内にも「アズマモグラ」がくらしていますが、すがたを見ることはめったにありません。 
 
 でも、モグラの生活の痕跡は見ることができます。それは「モグラ塚」です。 
 
 モグラは土の中でくらし、地中を移動しながら採食します。おもにミミズや昆虫の幼虫を食べますが、冬眠中のカエルやカタツムリなども食べます。大きな前足をシャベルのように使ってトンネルを堀り、そのとき地上に運び上げた土がモグラ塚となるのです。 
 
 現在、園内の大放飼場では、こんもりとした盛り土が点々とつらなっています。これがモグラ塚です。ぜひさがしてみてください。 
 
(2009年04月25日) 
 
                        
  
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