ニュース
子年は終わったけれど、ネズミの展示は続きます!
 └─2009/01/02

 昨年(2008年)の干支の動物はネズミでした。井の頭自然文化園では、2007年11月から2008年1月まで、干支展「いのかしらネズミーズ2008」を開催し、それにともない、資料館でハツカネズミ、ウスイロアレチネズミ、カヤネズミなど、ネズミの展示を開始しました。

 展示の目玉は、特注で作った幅と奥行1.6×1.6メートル、高さ1メートルの大きな飼育水槽(写真上)。上部や側面にガラスやアクリルを使い、横からでも上からでもネズミを観察することができます。ここでハツカネズミをたくさん飼育し、さまざまな行動が観察できるようにしました。

 干支展が終わった後もこの水槽でネズミ類の展示を続けていましたが、常設展示にすることが決まったため、短期使用の予定だった水槽にかえて、新しい飼育水槽を作りました(写真下)。

 新水槽は耐久性をあげるために、サイズを小さくしたり、ガラスを厚くしたり、上部のふたの開け閉めをしやすくしたりしました。水槽の下部には、旧水槽と同じく脱臭装置を設置し、冬期にはヒーターを入れられるようなスペースも設けました。

 現在、二つの新飼育水槽でハツカネズミとヨツユビハリネズミを展示しています。ハツカネズミのさまざまな行動をじっくり観察してください。また、ここ以外の場所で、カヤネズミやハタネズミ、ウスイロアレチネズミも展示しています。

 子年は終わったけれど、ネズミの展示は続きます! ぜひ井の頭自然文化園に見に来てください。

写真上:旧ネズミ飼育展示水槽
写真下:新しくなったネズミ飼育展示水槽

(2009年01月02日)



ページトップへ