井の頭自然文化園では、2020年より奄美大島に生息しているアマミトゲネズミの飼育・繁殖に取り組んでいます。奄美大島では島の中で独自の生態系が育まれ、多くの固有種が生息しています。しかし、人が持ち込んだ様々な外来種によってアマミトゲネズミをはじめとする希少な動植物の生息数が減少しました。今回の講演会では、アマミトゲネズミを含む在来種を守るために現地で取組まれてきた保全活動や、動物園での飼育繁殖の状況について紹介します。
希少な野生動物の保全活動に関心のある方々のご参加をお待ちしています。

アマミトゲネズミ
日時 2025年6月15日(日) 13時30分~15時40分
場所 動物園(本園)資料館2階 集会室
※YouTubeチャンネルでオンライン配信もおこないます。
対象 どなたでもご参加できます
※内容は小学校高学年以上を対象としています。
定員 実地定員:40名
オンライン参加定員:100名
※事前申込制(先着順)
参加費 無料
※入園料も無料となります
※通信料は参加者ご自身の負担となります。
内容
◆講演1「奄美大島の大自然とアマミトゲネズミ」
平城達哉 氏(奄美市立奄美博物館 学芸員)
【要旨】
2021年7月、奄美大島は徳之島、沖縄島北部及び西表島とともに日本で5番目の世界自然遺産に登録されました。
今回は奄美大島と徳之島の2島に生息・生育するトゲネズミの仲間をはじめとする、希少な固有種に関することをお話しします。
また、野生動物のロードキルや外来種などの島が抱える課題に対して、奄美大島が取組んでいる保全活動もお伝えいたします。
講演はクイズを交えながら行いますので、お子様でも楽しめる内容です。

平城達哉氏
【平城氏プロフィール】
奄美大島出身。2016年、奄美市役所に入庁。現在まで奄美市立奄美博物館の学芸員として勤務。奄美博物館では唯一の自然史分野の学芸員として、論文執筆等の調査研究活動、年間30回ほどの出前授業や自然観察会などの教育普及活動等を担当している。
個人活動としては、新聞の連載や全国各地で生き物写真展を開催するほか、ブログ「奄美大島いきもの通信」も運営している。
◆講演2「アマミトゲネズミの飼育と域外保全~飼育員の視点から~」
野村星矢(井の頭自然文化園 飼育展示係)
【要旨】
井の頭自然文化園は2020年からアマミトゲネズミの飼育を始め、2023年と2025年に繁殖に成功しています。2025年3月18日には一般公開も開始しました。
今回は井の頭自然文化園でのアマミトゲネズミの飼育の工夫や子育てのようすを紹介し、生息域外保全の取組についてもお話します。
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、井の頭自然文化園 教育普及係までご連絡ください。
《実地参加はこちらの受付フォームからお申し込みください》
《オンライン参加はこちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】井の頭自然文化園 教育普及係
0422-46-1100(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】実地参加 :2025年6月11日(水)送信分まで有効
オンライン参加:2025年6月14日(土)送信分まで有効
注意事項
※締切前に定員に達した際は、井の頭自然文化園公式サイトでお知らせします。
※応募は1組1回に限ります。
また、実地参加の方は1回につき4名分まで応募できます。
同じ応募者による複数回の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
(2025年04月24日)