毎年、子どもたちが楽しみにしているクリスマス。プレゼントをもってきてくれるサンタさんを、そりに乗せて連れてきてくれるのがトナカイさんたちです。子どもたちがプレゼントをもらえるのも、トナカイさんあってこそ。
というわけで、多摩動物公園では大活躍してくれるトナカイたちに、特製クリスマスケーキを毎年プレゼントしています。材料は毎年同じなのですが、作り方がちょっとちがうので、完成形はいろいろです。今年は四角いケーキになりました(写真)。
作り方をご紹介しましょう。まず、長い一本の食パンの中をくりぬきます。その中に、ニンジン、小松菜、煮イモ、おからを混ぜ合わせたものを詰めます。くりぬいて取り出した食パンの中身は、水でちょっと濡らし、食パンのまわりに貼りつけます(生クリームをイメージしています)。全体をラップで包んで数時間寝かした後、3等分にカット。切り口を上にして、細く切ったニンジンをロウソクがわりにさして、できあがり!
2008年12月7日におこなったオランウータン「ミンピー」のお誕生日会と同様、多摩動物公園の教育普及係スタッフがパティシエとなって、心をこめて作りました。中身用のおから和えがたくさん余ってしまったので、“おにぎり”も作ってみました。
2008年12月23日の正午から1時間、まずはカンガルー前広場でお客さんにおひろめ。みなさん興味津々でごらんになっていました。トナカイがパンを食べる、ということ自体、意外だったようです。写真を撮る方や質問をされる方、さまざまに人気を集めました。
1時半から、飼育係がトナカイたちにケーキをプレゼント! 特製ケーキは気に入ってもらえたようで、15分もたたないうちに食べつくしてくれました。
トナカイたちは寒い今の時期がいちばん元気。ツノも立派です。ぜひ、多摩動物公園に会いにきてくださいね。
・当日のようすを撮影した
ビデオ映像はこちら。
〔多摩動物公園教育普及係 片田菜美〕
(2008年12月26日)