こちらのニュースでお知らせしたとおり、2009年6月22日18時56分、上野動物園ではコビトカバのショウヘイ(オス)とエボニー(メス)のあいだにメスの赤ちゃんが生まれました。
このペアの子どもには、サクラ、アヤメ、モミジ、コウメ(いずれもメス)など、生まれた月にちなんだ植物の名前をつけてきましたが、今回は6月に咲き始めるユリにちなんで「コユリ」と命名しました
コビトカバは体重約5キログラムで生まれ、1か月で約20キログラムになるといわれています。7月21日の測定時には21キログラムに増えており、順調に育っています。
生まれてしばらくは母親にぴったりくっついて離れなかったコユリですが、最近では母親よりも先にプールに飛びこんだり、母親が寝室に戻ってもコユリだけ放飼場に残っていたり、ひとり遊びが増えてきました。
母親のエボニーは子育てのベテランですが、やんちゃなコユリに困っているようにも見えます。微笑ましい親子の光景を見せてくれるエボニーとコユリ。コユリはまだまだ成長中です。今後も親子の関係を含めて見守っていきます。
・東京ズーネットBBの動画「
コビトカバ赤ちゃん、元気です!」
〔上野動物園西園飼育展示係 山本達也〕
(2009年07月31日)