2016年8月5日、多摩動物公園のシフゾウのメス「エリー」の死亡を確認しました。
エリーは1998年に熊本市動植物園で生まれ、2000年11月30日に当園に来園した個体です。

シフゾウの「エリー」
(2016年7月7日撮影)
経緯
エリーは8月4日夕方までは元気に過ごしており、変わったところは見られませんでしたが、翌5日朝に飼育担当者が動物舎で死亡しているのを確認しました。国内で飼育されているシフゾウの中では最も高齢でした。
エリーについて
1998年に熊本市動植物園で生まれ、2000年11月30日に当園に来園しました。
エリーはオスの「マック」(2011年死亡)との間に2頭の子どもを産みました。そのうち1頭の「アオイ」(2002年生まれ、メス)は秋田市大森山動物園を経て現在は広島市安佐動物公園へ移動していますが、もう1頭の「ありさ」(2004年生まれ、メス)は現在も多摩動物公園で飼育されています。
また、原因は不明ですが、ここ数年、エリーはメスにもかかわらず角が生えてきていました。
エリーの死後、多摩動物公園のシフゾウはオス1頭、メス2頭となりました。
(2016年08月05日)