sea life serial
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どうぶつたちの横顔
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01 ユキヒョウの鳴き声コミュニケーション
02 知らずぎらいにならないで――ヘビ
03 オシドリ千羽計画
04 フェアリーペンギンの人工哺育
05 コアラのふしぎ
06 アジアゾウ豆知識
07 クロマグロの秘密
08 ゆっくりふわり、オオゴマダラ
09 珍獣オカピ
10 イヌのなかま、フェネック
11 軟体動物の食生活いろいろ
12 ライオン、キング・オブ・ビースツ
13 マダガスカルから初来園、アイアイ
14 日本固有種、ヤマドリ
15 南極でくらす生き物たち
16 ツートンカラーのマレーバク
17 知られざるフクロウ
18 世界最大の両生類、オオサンショウウオ
19 磯でくらす生き物
20 昆虫園のトノサマバッタ
21 人気者、ジャイアントパンダ
22 棘皮動物のからだのヒミツ
23 アフリカゾウ豆知識
24 ゴリラの繁殖をめざして
25 アムールヤマネコの飼育と展示
26 軟骨魚類ってなに?
ユキヒョウは、ネパールや天山山脈、パミール、カシミールなど、内陸アジアの山岳地帯でくらしています。ヒョウに似ていますが、体長が90〜190センチぐらいになるヒョウにくらべ、ユキヒョウは100〜130センチと小型です。
1996年、多摩動物公園で初めてユキヒョウの赤ちゃんが生まれました。その後も、繁殖をくりかえしています。母親は自分の毛をしきつめた巣をつくって出産します。生まれたばかりの赤ちゃんの体重は推定500グラム。赤ちゃんの体にある斑点は当初つながっていて、「線」のように見えますが、成長にともない、「ヒョウ柄」になっていきます。母乳をもらって育つ赤ちゃんですが、生後40日くらいで肉を食べ始めます。
ユキヒョウの「ことば」
野生のユキヒョウは、群れではなく、単独で行動するのがふつうです。しかし彼らは、さまざまな方法でコミュニケーションをはかっています。鳴き声もその一つ。ユキヒョウの飼育を通じて発見した、ユキヒョウたちの「おしゃべり好き」なところをご紹介しましょう。
飼育担当になった当時、ユキヒョウたちは私を警戒し、なかなか思うとおりに動いてくれませんでした。夕方、運動場から寝部屋に戻すのも一苦労です。そこで、ふだんから、時間があれば個体名で呼びかけるようにしました。そのおかげで、名前を呼ぶと寝部屋に戻ってきてくれるようになったのです。
中でも反応がよかったのが、メスの「ミユキ」です。子育ても何度か経験したミユキは、いろいろな「ことば」を聞かせてくれました。
まず、オスとメスの出会いの鳴き交わし。ふだん、ユキヒョウはあまり鳴きませんが、繁殖期になると、おなかから絞り出すような声で呼び合います。野生では、広いなわばりの中で、雌雄がめぐりあうための手段として使われているのでしょう。
めぐりあってから約100日後、かわいらしい子どもが生まれます。生後すぐの赤ちゃんは、「グェ〜」と低い声を出します。しかし、この低い声は短期間で聞かれなくなり、つづいて、鳥がさえずるように「ピーヨ」と鳴くようになります。この声を聞いた母親は、すぐに赤ちゃんのそばにかけつけ、赤ちゃんはおとなしくなります。
子どもが運動場に出るようになると、母親への関心が少し薄れます。母親が寝部屋に帰っても、子どもは運動場で遊びに夢中。お母さんについていくのも忘れてしまうのです。そこで飼育係が母親に向かって「子どもを呼んできて」と言うと、母親は出入口から顔だけ出して、鼻から空気を出すようにして音を出します。この音を聞くと子どもは遊びを中断し、寝部屋に入ってきて、「グー」とのどを鳴らしながら、母親に甘えるのです。
妊娠中の個体です。
お腹のふくらみがわかりますか?
01 ネコ科の動物たち
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