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シフゾウ「アオイ」の出発──多摩 2006/04/13
 シフゾウは、ひづめがウシに、角がシカに、頭はウマに、体はロバに似ていながら、そのどれでもないことから「四不像」と名づけられた動物。すでに野生下では絶滅した動物ですが、イギリスで飼育された個体をもとに数が増えています。現在、動物園どうしで協力し、計画的な保護繁殖が進められています。また、1985年以降、中国の南苑跡地や大豊県の保護区で野生に戻す試みもおこなわれています。

 多摩動物公園でも繁殖計画が順調に進行中。今回、秋田市大森山動物園の希望により、多摩動物公園からメスを貸し出すことになりました。旅立つ個体はメスのアオイ(2002年6月18日、多摩動物公園生まれ)。出発日は2006年4月26日(水)です。アオイの出発後、多摩動物公園のシフゾウはオス1頭、メス5頭、計6頭となります。なお、2005年3月31日時点での日本国内におけるシフゾウ飼育数は、オス3頭、メス10頭の計13頭です。

写真上 2006年4月12日のアオイ
写真下 2003年6月5日のアオイ

(2006年4月13日)



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