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動画ニュース、6点公開──東京ズーネットBB 4/1
 動物園や水族園からお届けする動画ニュース「東京ズーネットBB」。2005年3月28日、6点を追加しました。

◎うごく!どうぶつ図鑑(2~3分)

ヘビクイワシ
 ヘビクイワシが上野動物園に登場! 千葉市動物公園からやってきたメス。長~い足、すらっと伸びた体型はツルのようでもありますが、ツル目ではなく、タカ目の猛禽です。
 後頭部にある十数本の黒い「冠羽」が特徴的。英語ではセクレタリー・バード(書記官鳥)。羽ペンをかつらに挿した西欧の書記官に似ているからと言われていましたが、近年の説では、アラビア語名の「saqr et-tair」(狩りをする鳥)が変形して「セクレタリー」に合流したのだとか。
 大きな獲物は足で踏みつけて殺します。今日(4月1日)も、えさの鶏頭(生きた獲物ではありませんが)を、足でバシッバシッと踏みつけていました。それでも「モコモコした黒い腿がかわい~」と人気なのはなぜ。今後、ヘビを食べるすがたをお目にかけられる、かもしれません。

シロクロゲリ
 アフリカの東部・南部でよく見られる鳥、シロクロゲリ。上野動物園のバードケージにいます。名前のとおり、体は白と黒。細い足で歩き回っています。英名は blacksmith plover(鍛冶屋千鳥)。高い金属的な鳴き声が鉄槌を打つ音に似ているから、とか、首を縦に振る動きが鉄槌の動きにそっくりだからとか、諸説あり。

オオヒシクイ
 2004年12月6日に新潟からやってきて、上野動物園の不忍池に1羽だけがデビュー──それがオオヒシクイ。ヒシクイの亜種です。ヒシクイはカモ科の鳥で、ヨーロッパやシベリアのツンドラ地方で繁殖し、日本を含む温帯に渡ってきます。くちばしが強く、名前のとおり、ヒシの実を好んで食べます。ハクチョウやカモにまじって泳ぐすがたを、見つけてみてください。

ケープペンギン
 上野動物園のアメリカビーバーのとなりにいるのがケープペンギン。アフリカ南部の沿岸地方でくらすペンギンです。上野動物園での繁殖は順調。ただし、現地では数が少なくなっています。営巣場所ともなるグアノ(海鳥の糞尿が堆積したもの)が肥料として大量に採取されてしまったことや、繁殖地付近でのタンカー事故による重油流出が悪影響をあたえています。

ハダカデバネズミ繁殖
 コアなファンも多いハダカデバネズミ。2005年3月12日に繁殖しました!ビデオでは小さな赤ちゃんとおとなの個体が、山のように積み重なっています。名前の由来でもある「出歯」を上下ですりあわせるようにしている個体が映っていますが、これは伸び続ける歯を削るための行動。上野動物園の小獣館では、透明パイプを使って展示しています。

◎動物園よりおしらせ

多摩動物公園の猛獣脱出対策訓練

 やってまいりました猛獣脱出対策訓練@多摩。2005年3月7日、ライオンが脱出!──という事態を想定して訓練を実施しました。迫真の演技でたおれる負傷者! 包囲網をつくった人間に襲いかかるライオン! しかし、ついに麻酔銃を撃たれたライオンは、あえなく倒れ、網の中に──。

(2005年4月1日)



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