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馬のあばら骨を食べるチーターたち──多摩 3/25
 チーターの放飼場に、ウマの肉つきあばら骨を置くことにしました。骨は鎖につながっていて、鎖の端は地面に固定されています。骨は動物園サポーター資金を活用する予定です。

 2005年3月17日に初めて骨をあたえてみました。さっそく食らいついたのは、大放飼場ではスミレ(メス、1歳)、ガラス放飼場ではエンジュ(オス、3歳)でした。この2頭は、2004年の4月に南アフリカ共和国からやってきた個体。南アフリカでも、ウマのあばら骨をもらっていたので、食いつきがいいようです。約30分で食べてしまいました。

 骨に食らいつくと、安全なところに持って行きたい!と思うらしく、引っぱろうとするのですが、鎖につながっているので、あきらめて座って食べていました。肉はザラザラした舌を使ってなめとります。骨をかじることもするのですが、ライオンのように噛みくだくことはできません。ライオンは、スナック菓子のようにポリポリと骨を丸ごと食べてしまうのでビックリしてしまいます。

 現在、土・日・祝日に与える予定ですが、まだ購入量が決まっていませんので、与える量を調節したり、曜日を限定したり、試行錯誤するつもりです。開園時間前に骨を置きますので、そのころが狙い目。他の個体も積極的に食べてくれるといいな、と思っています。
〔多摩動物公園飼育課 大橋さやか〕

・写真上:スミレ
・写真下:エンジュ

(2005年3月25日)



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