こちらのニュースでお伝えしたとおり、上野動物園では本日(2010年1月24日[日])、青森県下北半島から来たニホンザル23頭をサル山に放ちました。下北半島のニホンザルは、ヒトを除く霊長類として世界最北の地でくらす種類であり、国の天然記念物にも指定されています。
サル山に放したのは開園直後の午前9時30分ごろでしたが、そのうちの1頭がサル山を囲む壁を登って逃げ出しました。初めての環境に驚いた結果と思われます。
この個体は上野動物園の外に逃げ出しましたが、動物園職員が周囲を捜索した結果、午後4時10分、上野公園内の不忍池近くで無事捕獲されました。
動物園周辺の皆さんや都民の皆さんには、ご迷惑とご心配をおかけしました。お詫び申し上げます。また、今後このような事態が発生しないよう、再発防止に努めます。
写真上:逃げ出した個体
写真下:サル山
(2010年01月24日)