大島動物公園では2007年から、レッサーパンダの飼育を始めました。江戸川区自然動物園から来たオスの「コタロウ」(2005年生まれ)です。
その後、コタロウの相手としてメスを探していたところ、今年(2009年)の3月、念願のメスが長野市茶臼山動物園から来園しました。名前は「アイリ」、2006年生まれです。
暑い夏のあいだは、2頭の健康状態を考え、別々の部屋で飼育していました。その間、柵ごしでお見合いをさせましたが、なかなか相性がよいようすです。
そこで、2009年12月15日、外の運動場で初めて2頭をいっしょにしました。
最初はコタロウがアイリを追いかけていましたが、同居後1週間もすると落ち着き、2頭でいっしょにタケの葉をたべるようになりました。食べ終わったあとは、それぞれお気に入りの場所で日光浴をしています。
レッサーパンダの繁殖期は1月から3月にかけての季節です。今後の2頭に期待しています。
写真は、左がコタロウ、右がアイリです。
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〔大島公園動物園 天野典子〕