上野動物園のホッキョクグマ舎の壁面に、空気排出口のようなパイプが出現! これは、ホッキョクグマのための「自動給餌機」です。毎日午前11時と午後2時30分から、15分間隔で4回餌が出てきます。
そのしくみは、裏側の特製マシン。下記ビデオをごらんください。
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東京ズーネットBB「ホッキョクグマの自動給餌機」
給餌機にはバケツのような餌容器が四つあり、これが回転することで、15分おきに餌が放飼場に落ちていくというしかけ。リンゴやクマ用のソーセージなどを入れています。
餌が出てきてプールに落ちると、ホッキョクグマたちは展示場の高いところから降りてきて「いただきま~す」。餌の出口は左右2か所あるのですが、ほぼ同時に2か所から出てきても、1頭が気づかず、もう1頭が独り占めしてしまうことも。プールで餌を待ちうけているように見えることもありますが、餌が水面に落ちてから、おもむろに降りていくことが多いようです。
この給餌機は、飼育係のアイデアによるもの。動物たちが活発に行動するすがたをごらんいただくための工夫です。ホッキョクグマたちの行動をじっくり観察してください!
・「東京ズーネットBB」で公開した、上野動物園のホッキョクグマ動画のバックナンバーはこちら↓
2003年08月撮影、動画「
氷のプレゼント」
2004年12月撮影、動画「
ホッキョクグマ舎改修」
2006年09月撮影、動画「
餌にジャンプするホッキョクグマ」
2006年10月撮影、動画「
クマに鮭をプレゼント」
(2007年09月27日)