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ふたば牧場の砂入れ
 └─2024/02/08
 2024年1月29日の休園日に、上野動物園の子ども動物園すてっぷ「ふたば牧場」に新しい砂を入れました。そこで今回は、ふだん来園者の方々が見ることができない砂入れのようすをご紹介します。

 飼育係は動物を飼うだけではなく、動物を飼育している場所のメンテナンスもおこないます。そうじの際に、糞や餌を取り除いていくと、自然と放飼場の砂が減ってきます。そこで、ふたば牧場では、年に1~2回砂を購入して追加しています。

 購入した砂は、4tトラックに乗せられて動物園に搬入されます。専門の業者さんが大きな袋に入れた砂をクレーンで吊り、放飼場の上部へと砂を移動していきます。


トラックに積まれた砂の袋をクレーンで移動

 放飼場の上に砂袋が来たら、袋を開封し砂を出します。ここからは飼育係の仕事。大きな山になった砂をスコップなどを使って地ならしをしていきます。

袋を放飼場の上で開けて砂を出す
複数のスタッフで砂山を整地


 新しい砂は、すべて放飼場へ入れるのではなく、日々の作業で減った場所へ少しずつ砂を足せるようにするため、一部を別の場所にストックしておきます。このストック用の砂の移動も飼育係がおこないます。フォークリフトを使って、砂袋を管理エリアへと移動していきます。


ストック用の砂袋をフークリフトで管理エリアへ

 新しい砂を入れた放飼場へ出た動物たちは……砂を掘ったり、においを嗅いだり、さっそく排泄をしたりと、反応はそれぞれ違っていました。 

砂を掘るブタ(アグー)
砂のにおいを嗅ぐトカラヤギ


新しい砂にさっそく排泄するアルパカ

 動物たちが少しでも快適に、そして健康に過ごせるよう、これからも環境整備に努めていきます。

〔上野動物園子供動物園係〕

(2024年02月08日)



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