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シマスカンクの展示を開始しました
 └─ 2022/07/02
 2022年6月14日から「子ども動物園すてっぷ」にてシマスカンクの展示を開始しました。神戸どうぶつ王国から来園したオスとメス各1頭で、当園でスカンクを飼育・展示するのは1983年以来、39年ぶりのことです。

 シマスカンクの学名は「Mephitis mephitis」です。「mephit」とは、ラテン語で「悪臭」を意味しています。その名のとおり、スカンクは外敵から身を守るため、強烈なにおいがする液体をスプレーするように放ちます。

 この液体は、肛門の両側にある「臭腺」から分泌される、硫黄を主成分とした化合物です。強烈なにおいがするほか、吐き気や激しい痛み、一時的な失明を引き起こすこともあります。

 子ども動物園すてっぷで展示している2頭は、すでに来園前に臭腺の除去手術を受けており、強烈なにおいを出すことはありませんのでご安心ください。展示エリアで何かにおいがしたら、それはスカンクが本来もつ体臭です。

 シマスカンクは夜行性の動物です。小屋の中にいることも多いですが、新しい環境に2頭をゆっくりと慣らしているところなので、静かに観察していただければ幸いです。


シマスカンク

〔上野動物園子供動物園係〕

(2022年07月02日)




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