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両生爬虫類館の冬支度
 └─ 2021/11/07(2022/08/22更新)
 両生爬虫類館は2022年4月5日(火)から再開しました。

 特設展示「民俗学からみる くらしの中の両生類・爬虫類──Folklore × Herpetology」は、2022年8月23日(火)から再開します。




 現在、上野動物園の屋内施設は新型コロナウイルス感染症対策のため、十分な換気をしながら展示をおこなっています。

 周りの温度に依存する変温動物を展示している両生爬虫類館では、換気しながら暖房で温度を確保する必要があります。そこで10月から閉館時間を1時間繰り上げて15時とし、閉館後には窓を閉め、暖房によって夜間に向けて蓄熱してきました。11月になった現在、晴れている日の日中は室温が最高27~28℃を記録することがある一方で、ガラス面が多いこの建物は、夜間は暖房をつけていても23℃まで下がっています。今後いっそう寒くなって温度が20℃を下回ると、両生類・爬虫類たちは動きが鈍くなり、食欲が低下するようになります。

 たとえば、出口付近で開催している特設展示「民俗学からみる くらしの中の両生類・爬虫類──Folklore × Herpetology」のアオダイショウはすでに食欲が下降気味です。今後のようすしだいで、展示をお休みすることになるかもしれません。

 観覧を楽しみにしてくださるみなさまには誠に申し訳ありませんが、動物の健康を第一に考えながら冬を迎えたいと思います。

 動物の体調管理のため、アオダイショウをバックヤードのあたたかい部屋に移動しました。これにともない、11月9日(火)からアオダイショウはご覧いただけなくなります。ご了承ください。


特設展のアオダイショウと岩国のシロヘビのようす。
夜間蓄熱し、室温よりあたたかくなった水の中に入ってすごしています

(2021年11月07日)
(2021年11月08日:アオダイショウの展示中止について追記)
(2021年11月12日:特設展の休止について追記)
(2021年11月18日:両生爬虫類館の休館について追記)
(2022年08月22日:特設展の再開について追記)



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