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コビトカバの「エボニー」が死亡しました(※死因は心不全でした)
 └─ 2021/09/11(09/12追記)
 上野動物園のコビトカバ「エボニー」(メス)が死亡しました。死亡確認日は2021年9月11日です。31歳でした。現時点で国内生存コビトカバでは最高齢の個体でした。


コビトカバの「エボニー」
(撮影日:2020年9月23日)

 エボニーは1989年12月1日にセントルイス動物園で生まれ、1993年3月8日に来園しました。

 2021年6月にお知らせしたとおり、2020年9月ごろから、ふらつきが見られるようになりました。運動機能系の疾患を疑い、非公開で生活の質(QOL)を良好に維持するための飼育管理を続けていました。最近は、室内で横になってすごすことが多かったですが、えさはよく食べていました。筋力低下を防ぐために飼育係のサポートを受けながら、プールに入水して運動などもおこなっていましたが、2021年9月11日の朝、死亡を確認しました。

 死因については判明次第、お知らせいたします。

 ※2021年9月12日追記:解剖の結果、心不全で死亡したことが判明しました。

 エボニーは2021年3月17日に死亡した昭平との間に8頭の子をもうけ、昭平とともに国内のコビトカバ飼育個体群形成のために大いに貢献してくれた個体でした。そのうちの2頭は現在上野で飼育しているモミジとナツメです。

(2021年09月11日)
(2021年09月12日:死因を追記)



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