ニュース
アカカワイノシシの「リク」が死亡しました
 └─ 2019/03/06

 上野動物園のアカカワイノシシ「リク」(オス)が、2019年3月5日に死亡しました。12歳10ヵ月でした。


アカカワイノシシ「リク」
(撮影日:2018年5月16日)

 リクは2006年4月18日によこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)で生まれ、2011年6月に当園へやってきました。ズーラシアにおいてアカカワイノシシの飼育繁殖を進めるにあたり、感染症の発生など万が一の際の危険分散を目的として、当園においても飼育を始めました。

 当園では西園で単独生活をしていました。体全体がだいだい色の毛皮でおおわれ、長いあごひげと牙を持つアカカワイノシシらしい特徴を備えた美しいリクは、来園者の注目を集めていました。

 しかし、2019年2月中旬ごろから歩き方が不安定になるなどの体の不調が見られはじめたため、投薬治療をおこなっていました。3月初めごろからは食欲がなくなり、昨日3月5日の午前中、飼育担当者が外への扉を開けても立ち上がらなかったため、動物病院に運び検査と治療をおこないましたが、夕方に死亡しました。死因は肺炎でした。

 リクの死亡により、上野動物園でのアカカワイノシシの飼育展示は終了いたしました。

◎関連ニュース
スマトラトラとアカカワイノシシがやってきます(2011年5月26日)
初めまして、アカカワイノシシの「リク」です(2011年7月1日)
アカカワイノシシの石運び(2015年12月25日)

(2019年03月06日)


ページトップへ