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サマースクール(5・6年生クラス)「動物園のお仕事発見コース」を開催しました!
 └─ 2018/08/19

 上野動物園では、学校の夏休み期間に合わせて、じっくり動物を観察しながら動物の体やくらしについて学ぶ体験型の教室「サマースクール」を開催しています。
 今年は7月26日、27日の2日間、小学校1・2年生対象の「子ども動物園探検コース」、小学校3・4年生対象の「みんなでつくるおもしろ動物図鑑コース」、小学校5・6年生対象の「動物園のお仕事発見コース」(以下「お仕事発見コース」)を開催しました(残念ながら7月28日は台風のため中止となってしまいました……)。

 ここでは、5・6年生たちが参加した「お仕事発見コース」を紹介します。

 このコースは当選の手紙が届いたときから始まります。
 最初のミッションは「動物のたべもの調べ」。参加前に野生動物が何を食べているのか、その動物は草食・肉食・昆虫食・果物食など、どのグループに当てはまるか調べ、動物園ではどのようなえさを食べ、どんなうんちをしているのか、動物たちのくらしを想像してもらいます。

 さあ、ドキドキ・ワクワクのサマースクール当日。
 午前中は早速「飼育係のお仕事体験」です。子どもたちは飼育担当班ごとに、清掃やえさの準備、動物の観察など、飼育係の仕事を体験しました。
 動物によって、えさの種類や大きさ、置き方もさまざまです。普段は入れない動物の飼育舎や、飼育係が使う道具はどれも工夫がいっぱいです。飼育係が日々おこなっている仕事を直接見て、においをかぎ、音を聞き、時にはさわって、五感で吸収します。


仕事体験のようす


体験をまとめるようす

 お仕事体験の後は、午前中にやったことを話しながらお昼ごはんを食べて元気回復! 午後は体験の成果をまとめて発表します。
 体験のなかで発見したことをひとりずつシートにまとめ、作成した「まとめシート」を活用してグループで1枚のポスターを作って発表しました。

 ポスターは動物のえさやうんち、そうじなど、グループごとにテーマを決めます。自分が担当した動物と他の動物とくらべてみてどこが同じか? 違うか? なんで? どうして? とそれぞれが作成したまとめシートを見比べて、議論して、とっておきのポスターの完成です。最初のミッションでしっかりと調べたからこそ出てくる感想もたくさんありました。

 「本物の体験」を五感で吸収した子どもたちの「飼育係のお仕事」の記録がたくさん詰まったポスターをぜひご覧ください。

 最後に、サマースクールに終わりはありません。参加したみなさんにはこの体験を通して発見したたくさんの不思議をもっと見つけて、なんで? どうして? と、これからも動物のおもしろさを追求していくことを期待しています。

◎作成したポスターはこちら
「動物園のお仕事発見コース」でポスターを作成しました!

〔上野動物園教育普及係 中島遥香〕

(2018年8月19日)


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