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「コウノトリ育むお米」(米粉)を寄贈いただきました
 └─ 2018/08/14

 上野動物園では、野生動物の保護活動の一環として、豊岡市を中心に取り組んでいるコウノトリをはじめとした環境保護活動に注目し、2016年3月からジャイアントパンダのえさ「パンダだんご」の原料に「コウノトリ育むお米」の米粉を使用しています。

 「コウノトリ育むお米」とは、野生復帰したコウノトリが住みやすい環境づくりの一環としてたじま農業協同組合が生産しているお米で、農薬や化学肥料に頼らず安全安心なお米とたくさんの生きものを同時に育む「コウノトリ育む農法」で栽培されるお米です。そのため、「コウノトリ育むお米」の田んぼでは多種多様な生きものが観察できるそうです。

 このたび、「コウノトリ育むお米」の当園での利用が、コウノトリ野生復帰のための環境に優しい農業の普及拡大に貢献したとして、たじま農業協同組合から、現在までの取引分である140kg相当の米粉を5月31日に寄贈いただきました。2017年6月にジャイアントパンダのシャンシャンが誕生したことをコウノトリの産地として祝い、またジャイアントパンダの保護・育成を支援したいとの願いが込められていました。

 同米粉を使用してつくられる「パンダだんご」はリーリーやシンシンも好んで食べています。乳離れが終わっていないシャンシャンが食べるのはまだ先のようですが、このおいしい米粉でつくられた「パンダだんご」を食べてくれる日が待ち遠しいですね。

福田園長に米粉を寄贈するたじま農業協同組合の尾﨑市朗代表理事組合長と豊岡市のマスコット「コーちゃん」

(2018年08月14日)


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