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整備予定の新展示施設「パンダのふるさとゾーン」(仮称)に関するお知らせ
 └─2018/06/01

 現在、上野動物園のジャイアントパンダ展示施設は東園にあります。東京都はこの施設を西園の旧子ども動物園跡地に移転し、飼育環境や展示方法を改善した新しいジャイアントパンダ展示施設「パンダのふるさとゾーン」(仮称)として新規整備の準備を進めてきました。整備予定の新施設の概要についてお知らせします。


完成予想図(鳥瞰図)


完成予想図(観覧風景)

「パンダのふるさとゾーン」(仮称)の概要

よりよい飼育環境: ジャイアントパンダをより生息地に近い環境で飼育します

 
  • 寝室の拡張や、ジャイントパンダ本来の行動を引き出す起伏に富んだ放飼場を設置
  • ジャイアントパンダの生態に合わせて適切な飼育環境を再現する施設の充実
  • 天候や気温などの環境変化に応じて適切な場所で飼育展示が可能となるよう、屋内や屋外など放飼場間の動物移動動線を複数確保

種の保存: 希少動物であるジャイアントパンダの繁殖を推進します

 
  • 短い発情期を的確にとらえ、雌雄を同居させるための放飼場を設置
  • 保育室や治療室など繁殖に必要な施設の充実

展示方法の改善

 
  • 生息地(中国四川省)の環境を感じられる展示によって生き生きとしたジャイアントパンダの姿を展示
  • 生息地の環境を伝えるためにレッサーパンダなど分布域の重なる動物を複合的に展示
  • 来園者にスムーズに移動していただける“一筆書き”のルートを作るとともに、滞留スペースや快適なトイレなども設置

施設概要

 
  • パンダ舎:鉄筋コンクリート構造、地上1階建、建築面積1,016.51㎡
  • レッサーパンダ舎:鉄筋コンクリート構造、地上1階建、建築面積26.25㎡
  • 鳥舎:鉄骨製
  敷地面積は約6,800㎡、全体工事金額約22億円、施設完成予定は2020年3月ごろです。

※今後のスケジュールや具体的内容については中国と調整中です。
※施設完成後のジャイアントパンダ公開については別途、お知らせします。

問い合わせ先

  建設局 東部公園緑地事務所 工事課(電話 03-3822-5817)まで

(2018年06月01日)


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