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ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[1](6/13、6/14)
 └─2017/06/14

 一昨日(2017年6月12日)に無事出産した上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」(お知らせ)。しっかり子どもの世話をしています。6月12日22時頃には、子が母乳を吸うようすを初めて確認することができました。以降も継続的に観察されています。

 シンシンは子を舐めたり、乳を与えたりして世話をするほか、子が鳴いたときには抱き直して体勢を整えたり、舐めたりする行動も見られます。またその間、横になって休んだり、睡眠をとったりすることもあります。


2017年6月13日、子の世話をするシンシン(動きが少ないのですが動画です)

 6月13日の15時30分頃、柄の長いひしゃくのような道具を使ってシンシンに経口補水液を与えました。また、同日23時50分頃にも、スタッフが檻ごしにステンレス容器で与えました。


2017年6月13日、長い柄のついた容器で差し出された経口補水液を飲むシンシン

 本日6月14日午前5時20分頃にはシンシンから子どもを一時的に取り上げ、保育器に移して健康チェックを実施。なるべく早く子を母親に戻すため、へその緒がついていた部分の消毒、および体長と体重の測定をすばやくおこないました。体長は14.3センチ、体重は147グラムです。性別は不明。腹部の周りを消毒したときの刺激で排便が見られましたが、便の状態から母乳をちゃんと飲んでいることが確認できました。これらの作業を終え、子を母親に戻しました。約20分の作業でした。
 
 現在、職員が24時間態勢で保育作業にあたっています。引き続き慎重に観察を続けています。

(2017年06月14日)


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