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カリフォルニアアシカ「チャンス」の旅立ち
 └─2015/03/09

 2015年3月9日(月)、カリフォルニアアシカのチャンス(オス、1歳8か月)が愛媛県立とべ動物園へブリーディングローン(繁殖のための貸出)により移動しました。チャンスは、ジョン(オス)とチャッピー(メス、2014年6月20日死亡)との間に、2013年6月13日に生まれました。

 チャンスの移動により、当園のカリフォルニアアシカはオスのジョン(19歳8か月)、メスのカコ(20歳8か月)、キョウカ(2歳8か月)の3頭となりました。

 カリフォルニアアシカは身体の大きなオスをリーダーとし、複数のメスやその子どもからなる群れを作っています。野生では、群れで生まれた子どもたちは成獣になる前に独立しますが、動物園や水族館では人間の手で別の群れに移動させる必要があります。

 アシカを移動させるためには、捕獲して輸送用の箱に収容しなければいけません。チャンスは事前におこなったトレーニングの成果を見せ、移動当日、スムーズに輸送箱に入って上野動物園を出発しました。とべ動物園にいるオスのジローは26歳の高齢なので、チャンスは群れの新たなリーダーとして期待されています。がんばれ!チャンス!


生後17日の「チャンス」

(2015年03月09日)


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