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ジャイアントパンダ保護サポート基金「パートナーズデイ」を開催しました
 └─2015/02/13

 公益財団法人東京動物園協会は、ジャイアントパンダの保護への理解を広く深めるとともに、東京都と中国が共同でおこなう「ジャイアントパンダ繁殖研究プロジェクト」を支援することを目的として、2011年に「ジャイアントパンダ保護サポート基金」を発足させました。みなさんからお寄せいただいた支援金は、ジャイアントパンダの普及啓発活動、上野動物園におけるジャイアントパンダの飼育環境の向上や野生のジャイアントパンダを守る国際的な保護活動に活用させていただいております。

 このたび2015年2月7日、基金に「パートナーズ登録」をされている方に対して日頃の感謝の気持ちをお伝えするために「パートナーズデイ」を開催しました。

 
左:動物解説員が観察のポイントを説明 右:ジャイアントパンダ屋外運動場前で観察


 ジャイアントパンダをより深く知っていただくため、まず動物解説員が観察時のポイントについて解説し、その後、パンダ舎で実際に観察。えさを食べている時間だったため、注目すべきポイントをじっくり見ることができました。


ビデオもまじえてジャイアントパンダのお話


 つづいて室内で飼育係によるお話です。上映したビデオでは、ジャイアントパンダがフンの中や食べ残した竹の中で寝ている姿、トレーニングのようすを飼育係の視点から撮影した姿、パンダ舎の裏側、飼育係の作業風景など、ふだん見ることができない部分を大公開!

 
左:人間用に作った「パンダ団子」 右:「パンダ団子」を味見していただきました


 お話の途中で、パンダの竹の食べ残しやフンが室内に登場すると、どなたも興味津々なようすで竹を触ったり、フンのにおいを嗅いだりしていました。そして今回は特別に……いつもジャイアントパンダが食べている「パンダ団子」をアレンジし、人間用の材料で作った団子の試食会です。口にした参加者の方から「意外においしい」「素朴な味」などのご感想をいただきました。

 お話の最後でみなさんからの質問に飼育係がお答えしました。そして最後におみやげとして、パンダが食べ残した竹で作ったポストカードや、企業パートナーでもあるエキュート上野さんのご厚意による特製「SAVE the PANDA」シレトコドーナツをお渡しし、大好評でした。


エキュート上野さんのご厚意による特製「SAVE the PANDA」シレトコドーナツ


 今回が初めてのパートナーズデイでしたが、参加者のみなさんにはとても楽しんでいただきました。不定期ながら今後も内容を変更して開催していく予定です。今回ご参加いただけなかったみなさんもぜひご参加ください。

 今後も、ジャイアントパンダ保護サポート基金へのあたたかいご支援をお願いいたします。

・ジャイアントパンダ保護サポート基金についてはこちらをごらんください

〔上野動物園管理係 平野夏奈〕

(2015年02月13日)


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