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スマトラトラの「クンデ」が名古屋へ旅立ちます
 └─2014/03/13

 上野動物園では、絶滅危惧種であるスマトラトラの繁殖を目指すため、名古屋市東山動植物園へスマトラトラの「クンデ」(オス)が移動することになりました。

◎「クンデ」について
 性別:オス
 年齢:8歳8か月
    2005年7月4日、スペイン・フエンヒローラ動物園生まれ

◎移動予定日
 2014年3月17日(月)

◎経緯
 現在、日本国内で飼育されているスマトラトラは 14頭(オス6頭、メス8頭)のみであり、繁殖事例は多くありません。そのため、飼育個体全体が高齢化しています。
 今回の移動は、ブリーディングローンによって、上野動物園の「クンデ」と東山動植物園で飼育されている「カリ」(メス7歳)のペアリングを目的としたもので、遺伝子の多様性を保持しながら繁殖を促進することにより、スマトラトラを生息域外で保全していくことを目的におこなうものです。

※ブリーディングローンについて
 繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。


◎当園のスマトラトラの飼育状況
 「クンデ」が移動した後、オスの「トップ」、メスの「インダ」「マニス」の3頭になります。


※関連したお知らせ
「ゴリラ・トラの住む森」エリアの動物の展示を中止しています


写真:名古屋に移動する「クンデ」

(2014年03月13日)



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