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オオアリクイ「フジオ」の旅立ち
 └─2014/01/20

 上野動物園のオオアリクイは、2013年7月14日にメスの「ガンコ」が死亡して以降、オスの「フジオ」(3歳)と、ガンコが死亡する直前に帝王切開で産んだ子ども(飼育係と獣医が人工哺育中のため、現在は非公開です)の2頭だけとなっていました。

 オオアリクイは野生での生息数が減少しているため絶滅危惧種に指定され、国内の動物園での飼育例も多くありません。相性の良いペアを作り、少しでも繁殖させることが重要です。そこで、2014年1月20日(月)、オオアリクイのメスを飼育している静岡市立日本平動物園に「フジオ」を移動させました。

 これにともない、上野動物園では当面オオアリクイを見られなくなりますが、絶滅の恐れのある野生動物の繁殖は、世界中の動物園の使命でもあります。ご理解いただきたくお願いいたします。

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(2014年01月20日)



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