上野動物園東園にある五重塔は、1986年の大補修から27年が経過しました。木部の腐食や塗装の風化など、老朽化が進んだため、2013年7月29日から、漆や彫刻の塗りなおし、屋根や柱の一部補修をおこないます。
工事期間 2013年7月29日〜2014年 3月末 8月末 (※延長になりました)
工事にともない、五重塔周囲の観覧通路を一部閉鎖します。また、五重塔前の野外卓を一部撤去し、臨時の囲いを設けて資材を設置します。塔の一層目にも囲いを設置するため、一部が見えなくなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
なお、五重塔周辺に展示しているニホンカモシカ、エゾシカなどは通常どおりご覧になれます。また、五重塔の鳥類につきましても、2013年8月18日から全羽の展示を再開しています。
◎旧寛永寺五重塔について
寛永8年(1631年)、のちに初代大老となる土井利勝によって上野東照宮内に建立されました。寛永16年(1639年)に花見客の失火で焼失するも、同年、利勝により再建されました。
明治の神仏分離政策の結果、五重塔は寛永寺に帰属することになりましたが、昭和33年(1958年)に寛永寺から東京都に寄付されました。
現在の塔は、1639年に再建された当時のものです。高さは約32メートル。国の重要文化財に指定されています。
(2013年07月27日)
(2013年08月17日追記)
(2014年03月12日追記、工事期間を変更)
(2014年07月30日追記、工事期間を変更)
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