こちらのニュースでお知らせしたとおり、ジャイアントパンダ「シンシン」の子どもを、7月7日午前1時頃から保育器に移し、経過を見守ってきました。
子を母親に戻すために状況を仔細に観察していましたが、保育器内での子どもの母乳摂取量にまだむらがあり、また、母親の休息時間がまだ長く、疲れが取れてないようすが見受けられることから、7月8日は母親に戻すことはせず、さらに見守ることにしました。
本日(7月9日)朝までの人工哺育によって子どもが乳を安定して飲むようになったため、午前9時から子どもを母親に戻したところ、シンシンが子どもを抱く行動が見られました。
14時以降も子どもを抱いていましたが、シンシンがまだ子育てに慣れておらず、また、子どもの体力を安定させる必要性から、15時30分頃、ふたたび子どもを母親から離して保育器に入れました。今夜はこのまま、保育器内で人工哺乳をおこないます。
明日もシンシンに子どもを戻す予定です。その後もこの手順を繰り返し、親子でいっしょにいる時間を徐々に増やしていく予定です。
※保育器から出して子の体重測定をしている動画(約30秒、2012年7月7日16時52分撮影)(動画を大きく見るには
こちら)。
※写真は子どもに哺乳しているところ(7月7日午前6時頃撮影)
(2012年07月09日)