上野動物園に、イタリアのファサーノ・サファリから、ホッキョクグマのメス「デア」が来園します。(写真中央が「デア」)
◎来園予定日
2012年3月16日(金)
◎来園するホッキョクグマ
名前 デア(Dea) イタリア語で「女神」
性別 メス
年齢 3歳3ヶ月
2008年12月2日 ファサーノ・サファリ生まれ
◎公開日時
所定の検疫が終了後、一般公開する予定です。
公開日は決まり次第、別途お知らせします。
なお、展示エリアの環境に慣らすため、検疫中に一時的に展示エリアに出す場合もあります。
◎経緯
当園では、老朽化が進んだ旧来の施設を改修し、2011年10月に新施設「ホッキョクグマとアザラシの海」をオープンしました。新施設はホッキョクグマの国際的な飼育基準に適合したもので、繁殖のための施設も完備しています。
これまで当園では、オスのユキオとメスのレイコを飼育していましたが、レイコは今年の2月に28歳で死亡しました(
ニュースはこちら)。これにより、現在はユキオ(24歳3ヶ月)1頭だけの飼育となっており、繁殖の取組をすることができません。
当園では、国内外の動物園と協力して行う繁殖プログラムのため、新しい若い個体の導入をかねてから計画していました。国内で飼育されているホッキョクグマとの血縁関係や年齢を考慮し、新施設での繁殖を目指すために、今回デアの来園が決定しました。
今回来園するのは、両親のもとで順調に成長している若い個体です。また、現在の日本国内で飼育されているホッキョクグマと血統が異なります。これにより飼育下であっても、遺伝的多様性を保ちながら繁殖を進めることができ、絶滅の恐れがあるホッキョクグマを動物園という生息域外で保全していくことにも役立つものと考えています。
<関連ニュース>
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新施設オープン、ホッキョクグマひさしぶりの登場
(2011年11月26日)
<関連動画>
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「ホッキョクグマとアザラシの海[1]ホッキョクグマ」
(2011年10月撮影)
(2012年03月13日)